現代に和歌を詠む
正岡子規の『歌よみに与ふる書』以来、和歌は一向に振るわず衰微し、現代短歌は隆盛する一方である。現代短歌を批判する意図は微塵もないが、日本人として和歌の伝統を消してしまうことは絶対にできない。誰かが和歌を詠み継いでいかなければ。そう思って、文学的素養も古典文学の知識も全くなかった者が、見よう見まねで和歌を詠むようになった。独学ゆえのかなしさで、文法上の誤りも少なくないはず。また現代風の短歌も読まないわけではない。それらの和歌・短歌や、和歌によって探る日本人の伝統的季節感・自然理解について述べた講話を収録している。御笑覧頂ければ幸いである。
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精選寒月和歌集
 私が日常的に詠んだ和歌・短歌の中から、自選したものを内容により部に分けて載せたもの。

本来の和歌
 現代短歌と古典和歌は、形式こそ同じであるが、全く別物である。その相違点を探りつつ、和歌とは本来ど のような物であったかを述べた小論。

寒月抄
 私が和歌を詠み始めた頃の作品に、それぞれ古語の解説や歌の背景などを添えた和歌集。今から読みなおせば、文法の誤りも多く恥ずかしい歌も多いが、お許し頂きたい。


 
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